お門違い rattle the wrong cage 2005 10 6

 最近、いろいろな人から、こんな話を聞きます。
「年金改革で、多くの国民が負担増となったり、
年金額が減る可能性があるのか。政府は、実に、けしからん」。
「医療制度改革で、患者の負担が増えるのか。
これもまた、政府は、実に、けしからん」。
 実は、こうした話は、お門違いなのです。
年金改革や医療制度改革に対する怒りを、政府に、ぶつけるのは、間違いです。
 正しくは、少子化や人口減少に、怒りをぶつけるべきです。
少子化や人口減少がなかったら、
多くの国民に不満が出る「年金改革や医療制度改革」は、やる必要がないのです。
 人口ピラミッドが、ひっくり返るからこそ、
年金改革や医療制度改革が、必要になったのです。
そういうわけで、怒りは、政府ではなく、少子化や人口減少に向けてください。

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